歯を直に動かす装置(マルチブラケット装置)も昔に比べて進歩しました。昔は
歯に金属の帯環を巻いてブラケット(矯正の金具)を装着していましたが、接着
剤の進歩により現在は歯に直接ブラケットを接着することが可能になりました。
また、ブラケットの改良により、歯に付けるブラケットは金属のものと透明なも
のの差が従来よりも少なくなりましたので、治療の際に選択することが可能です。
最近は、歯の裏側からの矯正治療も徐々に取り入れられてきているようです。装
置装着が困難な方や治療が長引く方もいらっしゃいますので、初診時によくご相
談下さい。
最近成人矯正治療を希望される方が増えてきました。さまざまなご要望にお応え
できるようにインビザライン、クリアアライナー、舌側リンガル矯正などの見えない
矯正治療や、インプラント矯正などの最新の矯正治療テクニックも積極的に取り入れきました。
しかしながら、現在はマウスピース矯正のみの治療や舌側リンガル矯正のみの治療の受け付けは停止しています。
そのほかに、小児を対象とした取り外しのできるムーシールド、床矯正装置やトレーニングを中
心とした治療方法もありますので、患者さんの年齢や不正咬合の状態にあった治
療をおこなうことができます。
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私たちにとっては驚きになるかもしれませんが、矯正治療先進国の欧米では矯正
治療を受けることを隠したりしないで、むしろ堂々と楽しみながら矯正治療を受
けられる方がとてもたくさんいらっしゃいます。ワイヤーに使う装置の色を変え
て、おしゃれ感覚で治療を受けることも行われています。
現時点で、私たち日本人が持っている矯正治療に対する感覚(イメージ)は、
欧米で治療を受けている患者さんの感覚と大きな違いがあると言っても間違いな
いでしょう。当院では患者さんの要望があれば、欧米感覚での治療を進めて行く
ことも可能です。
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混合歯列時期の矯正治療は、その目的やゴールも成人矯正とは異なります。
小児の矯正はおおよそ5才から10才くらいに行います。 本格的な永久歯列の
矯正治療にはまだ早いので、歯列全体を治療するわけではありません。 最低限
度必要なことや現在より悪くならないような予防的、誘導的な治療が中心となり
ます。
歯列育形成とは、小児の成長を利用することにより、従来の矯正治療ではあまり
治す事の出来なかった「アゴの育形成」行う治療です。将来において治療の選択
の幅が広がります。
「将来歯を抜く治療が必要」と予想される場合でも、小児矯正治療によって歯を
抜かなくてもよくなることもあります。 更には、将来の本格的な永久歯列の治
療そのものが必要ない程度まで治療できることもあります。
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通常の歯みがきでは落としにくい汚れなどを特別な器具を使用して落とします。
また、専用の機械(エアーフロー、CAVI-JET)で水とマクロファイン粒子を吹き付けて、茶シ
ブ、ヤニの汚れなどを簡単に落とすこともできます。
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常勤の女性スタッフは全員、矯正専門の歯科衛生士です。患者さん個人個人の歯みがき
状態をチェックして、患者さんに合った歯みがき方法、歯ブラシなどを選択しア
ドバイスします。
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